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●鉾田市出身料理家 ほりえ さちこ ~ほこたの野菜の美味しさ、魅力をもっと知りたい、広めたい③~

【冬野菜のほうれん草でビタミンを】

 

鉾田に帰省すると必ず行くところがあります。そのひとつは『ほっとパーク鉾田』。お正月に帰省したときも行ってきました。母と温泉に浸かりながらずっとおしゃべりをして、体の芯まで温まりリラックスできて最高でした。息子も小さいときから連れて行っているのですが、そこで食べるラーメンが好きで、毎回入浴後の楽しみにしているようです。こうした気軽に楽しめる温泉施設があるのはいいですね。

 

さて、今回は1年中いつでも見かけるほうれん草をピックアップ。ほうれん草は鉄分やビタミンAやビタミンCが豊富。葉酸、食物繊維も豊富で栄養豊富な緑黄色野菜です。油と一緒に調理すると、ビタミンAやビタミンDなどの脂溶性のビタミンの吸収率がアップします。

 

☞ほうれん草の下ごしらえ

・元に7~8mmの深さで切り込みを入れてふり洗いする。

・アクがあるので下茹でが必要ですが、レンジ加熱や蒸し煮でお湯を沸かす時間を短縮する工程を紹介します。

・そのまま使用する方もいるかもしれませんが、舌触りがざらっとしたり、シュウ酸を多く摂取することで尿路結石の原因になるので、下茹でするのをおすすめします。

 

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今回紹介するレシピの1つ目は寒い日にフーフーして熱々のものを食べたいグラタン。今回は牡蠣を使いましたが、鶏肉やツナ、ベーコン、ウインナーなど、手軽なものに変えて作っても美味しいです。

★ほうれん草と牡蠣のグラタン

<材料>2人分

・ほうれん草…1袋(200g)

・牡蠣…150g

・片栗粉(牡蠣を洗う用)…適量(約大さじ1)

・サラダ油…大さじ1

・玉ねぎ…1/2個

・舞茸…100g

・バター…20g

・小麦粉…大さじ3+適量

・牛乳…2カップ

・コンソメ…小さじ1

・塩、胡椒…各適量

・ピザ用チーズ…適量

<作り方>

①ほうれん草は根元に切り込みを入れてふり洗いしたら、ラップで包み耐熱皿に乗せてレンジで3~4分加熱。その後、水にさらし汁気をしっかり絞って3~4cm長さに切る。

②牡蠣はボウルに入れ片栗粉をまぶしたら水を加えて全体が浸るようにして優しく混ぜる。水を変えてすすぎ、水がきれいになるまで繰り返したらキッチンペーパーに乗せて、水けをふきとり小麦粉(適量)をまぶす。

③玉ねぎは薄切り、舞茸は子房にする。

④フライパンで油を熱し2の牡蠣を入れ、両面焼き色をつけたらいったん取り出す。

⑤フライパンにバターを加え、玉ねぎを炒め、しんなりしたら舞茸と1のほうれん草を加えて炒める。

⑥しんなりしたら小麦粉(大さじ3)を加えて、全体に混ぜ合わせたら牛乳、コンソメを加え、へらで混ぜながらとろみがつくまで火にかけ、塩と胡椒で味を調える。

⑦グラタン皿にバター(分量外)をぬり、6を入れ、ピザチーズをのせてトースターで焼き色がつくまで焼く。

 

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2つ目は朝ごはんにもぴったりな卵と合わせた料理。

★ほうれん草とベーコンの巣ごもりエッグ

<材料>

・ほうれん草…1袋(200g)

・ベーコン…2枚

・卵…2個

・塩、胡椒…各適量

・オリーブ油…敵慮

<作り方>

①ほうれん草は根元に切り込みを入れてふり洗いしたらフライパンに入れ、水50mlを入れ蓋をして蒸す。

②しんなりしたら水をとり、汁気をしぼって4~5cmの長さに切る。

③フライパンをペーパーでふき、火にかけたら2cm幅に切ったベーコン、ほうれん草をさっと炒め、直径15cmの円状になるように形をととのえる。

④卵を割り落とし、水50mlを加えて蓋をし、蒸し焼きに。卵がお好みの固さになったら火をとめる。塩、あらびき胡椒をふり、オリーブ油をかける。

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3つ目は炒めもの。そのままラーメンのトッピングにしても美味しいです。キャベツやピーマンなどお好みの野菜を足してもOK。

★ほうれん草の坦々炒め

<材料>

・ほうれん草…1袋(200g)

・玉ねぎ…1/2個

・豚ひき肉…150g

・にんにく、生姜…各1片

・豆板醤…小さじ1

・サラダ油…小さじ2

・A(鶏がらスープの素…小さじ1/2、  醤油…小さじ2、 砂糖…小さじ1)

・白すりごま…適量

<作り方>

①ほうれん草は根元に切り込みを入れてふり洗いしたらラップで包み耐熱皿に乗せてレンジで3~4分加熱。その後、水にさらし、汁気をしっかり絞って3~4cmの長さに切る。

②フライパンににんにく、しょうがのみじん切り、豆板醤、油を入れて、弱火で火にかけ、香りがでたら中火にして玉ねぎの薄切りを炒める。

③玉ねぎがしんなりしたら1とAを加えて炒め合わせ、すりごまをふる。

 

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記事/写真:料理研究家 ほりえさちこ

近著に『へとへとでも手を汚さずに今日のおかずがポリ袋でできちゃった!』(主婦の友社)、『”体重”も”食費”も減る晩ごはん1か月分!糖質オフの1週間3500円献立』(扶桑社)など。

https://www.instagram.com/sachiko2614113/

 

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