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●鉾田市出身料理家 ほりえさちこ ~ほこたの野菜の美味しさ、魅力をもっと知りたい、広めたい①~

【生でも美味しい小松菜】

 

私の生まれ育った茨城県鉾田市はなんと日本でいちばん野菜をつくる街なのだ。鉾田に住んでいる時には実はそんなにたくさんの野菜が作られているとは気づいていませんでした。鉾田を離れ東京都内に住んでいると、スーパーに並ぶ野菜を見るたびに『ほこた』の文字をたくさん見かけて嬉しくなります。あちこちたくさんのスーパーで鉾田の野菜を見かけます。すごい!!

 

そして今回は「小松菜」をピックアップ。

 

小松菜は加熱して食べることが多いと思いますが、実は生でも食べられる野菜。カロテンやビタミンCが豊富で疲労回復や免疫力を高める効果が期待できます。骨や歯を丈夫にしてくれるカルシウムはほうれん草の3倍も!鉄分やカリウムも豊富。

 

「調理のポイント」&「栄養を損なわないコツ」は、ほうれん草と違いアクが少ないので、下茹でせずに調理可能。茎の根本をよく洗ってから調理。炒めるときには強火で手早く炒めると独特の食感を楽しめる。クエン酸やビタミンDと一緒に摂るとカルシウムの吸収率をあげてくれる。ということで、体に良い食材ってことは間違いないですね!生で食べられるので、洗って、水気をきったら、ちぎって塩、ごま油(えごま油もおすすめ)でさっと和えるだけでも美味しく、お肌にも嬉しい1分でできる簡単副菜が完成!

 

小松菜が安いときにたくさん買った場合は、ざく切りして保存袋に入れて冷凍保存すればOK。そのままスープや炒め物に使ったりできます。私はスムージー用によく小松菜を冷凍ストックしています。今回は、小松菜を使った3種類のレシピ、紹介します!

 

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まず、小松菜と酒かすを使ったアンチエイジングスムージーの紹介です。酒粕は体内のコラーゲンを保ったり、増やしたりしてくれる嬉しい美肌食材。1日50gの酒粕を2週間摂ると効果大だそうです。しわが増えたな、とか肌の乾燥が気になるな、と思ったら朝ごはんにスムージーお試しを♪

 

★小松菜と酒かすのスムージー(朝の美容、腸活ドリンク)

(材料)

・酒粕…50g

・小松菜…50g

・りんご…100g

・しょうが…薄切り2~3枚

・お好みではちみつやレモン汁

・水…1カップ(とろっとした感じがよければ3/4カップくらい)

(作り方)

材料をすべて合わせてミキサーで攪拌する。

冷え性の方は、大きめの耐熱容器に入れ2分加熱して、ホットで飲むのもおすすめ。

 

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2つ目は、チーズと合わせて青臭さを感じさせない小松菜の春巻き。夕飯にも、おやつにも、そして、ビールにも合う!どうしても緑の葉野菜が嫌い!というお子様向けでも重宝します。

 

★小松菜ささみチーズ春巻き(チーズで子どもにも晩酌にもぴったり)

(材料)~6本分~

・春巻きの皮…6枚

・小松菜…150g

・鶏がらスープの素…小さじ1/2

・ごま油…小さじ1/2

・鶏ささみ肉…3本

・塩、胡椒…各少々

・酒…小さじ1

・プロセスチーズ…6個

・水溶き小麦粉…小麦粉小さじ1を同量の水で溶く

・揚げ油…適量

(作り方)

①小松菜は2~3cm長さに切り、耐熱容器に入れラップをしてレンジで2分加熱したら、鶏がらスープの素とごま油を混ぜる。

②鶏ささみ肉はすじをのぞき、塩・胡椒・酒をもみこみ、耐熱容器に入れラップをしてレンジで2分加熱し、上下を変えてさらに30秒~1分加熱する。

③2の粗熱が取れたらほぐして汁気をきる。

④春巻きの皮に1と2とちぎったチーズを乗せて巻き、水溶き小麦粉をぬって閉じる。

⑤フライパンに油を熱し高温の油で4をきつね色になるまで揚げる。

 

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最後は、小松菜とえびのガーリック炒め。シンプルな材料でさっと炒めるだけ。急いでいるときは、エビは冷凍のむきエビでOK。

 

★小松菜とえびのガーリック炒め(小松菜は下茹でいらずであっという間に完成)

(材料)~2人分~

・小松菜…200g(1袋)

・えび…180g

・酒…小さじ2

・サラダ油…大さじ1

・にんにく…1片

・鶏がらスープの素…小さじ1

・しょうゆ…小さじ1

・塩、胡椒…各適量

(作り方)

①えびは殻と背ワタをのぞき水で洗ったら、水気をきり、酒をもみこむ。

②小松菜は4~5cm長さにざく切りする。

③フライパンに油、にんにくを入れて弱火で火にかけ、香りがでたら中火にしてえびを両面焼く。

④小松菜を加えさっと炒めたら、鶏がらスープと醤油を加えて混ぜ合わせ、塩、胡椒で味を調える。

 

最後に、私がよく作る小松菜の簡単レシピは、じゃこ小松菜お浸し。小松菜をざく切りして耐熱容器に入れレンジで3分加熱。ちりめんじゃこをまぜて、かつおぶし、ポン酢醤油で和えるだけ!やってみてください!それでは、また次回は別な野菜に注目して鉾田の野菜レシピをいくつかご紹介したいなと思います。

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記事/写真:料理研究家 ほりえさちこ

近著に「あと1品がすぐできる! おいしい副菜」(池田書店)、「オートミールで簡単!ダイエット」(宝島社) など。

https://www.instagram.com/sachiko2614113/

 

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